
収穫が終わり、じゃばら果実のない寂しい農園で作業に励む村民の姿が。
周囲を見渡すと村のパワーを感じさせてくれる若い男性が数人、来年の収穫に向け懸命に剪定作業をする様子を確認できます。
そのお一人、山本さんは1999年に大阪よりIターン。
しかしながら村とは昔より関わりが深く、「川が好きでねぇ」と20代の頃から夏場になるとこの場所に来てはラフティングなどの
リバースポーツに興じていたそうで、奥様も北山村の出身であることから、すんなりと村の暮らしになじめたと言います。

「自然が近くにあるのがいい。自分のライフスタイルに合ってると思います」。
そう、ここ北山村は常に自然ととなりあわせの生活。
のんびり、四季の自然と触れ合いながら暮らせる村だけに、住んだ人にとっては非常に離れがたい村として評価が高い地域でもあるのです。
「じゃばらは他の地域には村のタカラモノ。ここでしか栽培できないってことは地域にとって大いに誇りに思うべきでしょうね。この大切に育て、伝えていくことが我々の使命だとも思ってますよ」。

内面に熱い思いを秘める山本さん。
実は、5月〜11月にかけては、村の重要な観光ツールでもある大切な業務を任されるという、もう一つの顔があります。
それが観光筏。
リーダーとして村の筏師たちを取りまとめ、自らも巧みな技術で乗船客のみなさんを楽しませてくれています。
「この筏下りも全国でここだけ。村にはいろんな全国唯一が存在しているんですよ。これって実はすごいことなんですよね。今では筏の魅力にひかれ県外からも移住者が増え、筏師の後継者として頑張ってくれてます。そのパワーに負けないよう、僕達もしっかりと教えていかなくちゃね(笑)」

村の重要な産業を支える山本さん。
一見おとなしそうに見えるもののお話をしている村の熱い思いがチラホラ。
こうした人材がいる限り村の未来は明るい、そう確信できるほどのメッセージが伝わってきたことは言うまでもありません。